神環協の活動紹介 平成29年度(2017年)
第31回 環境計量技術事例発表会
平成30年2月23日 横浜市金沢産業振興センターにおきまして、第31回を迎えた環境計量事例発表会を開催いたしました。
今年もたくさんの会員企業の方々と、メーカーブースには15社様からの出展をいただきました。
また事例発表会30年の歴史の中、初めて行政機関の方々にご参加を戴きました。
改めて御礼申し上げます。
今年の特別講演は、一般財団法人日本食品検査の橘田先生をお迎えし、「食品受託分析機関の実態」をテーマに講演を賜りました。
日本国内に輸入された食品がどのような検査・分析が行われ私たちの口に入っているのか興味あるお話でした。
特別講演のあと、事例発表を行いました。
発表内容は下記の通りです。
事例1 ムラタ計測器サービス株式会社
加藤沙希 吸光光度法によるふっ素化合物分析の前処理におけるブランクの低減について
事例2 株式会社 総合環境分析 佐藤潤和
ふっ素 流れ分析法におけるカルシウムの干渉抑制
事例3 東芝ナノアナリシス株式会社 早田満洋
TVOC簡易測定機による固定発生源測定の有効性について
事例4 株式会社 オオスミ 松川晋弥
ICP発光分光分析法による硫黄分析の検討
事例5 ムラタ計測器サービス株式会社 大西裕介
風力発電所に係る調査・予測の取り組み
事例発表が全て終わり、その後18時より懇親会を行いました。
懇親会が大盛況の中、会長を8期歴任されました石渡元会長から締めをお言葉頂き閉会となりました。
来年もまた思考をこらし部会員一丸となって頑張って参ります。 昨年も申し上げましたが、日常業務の中で、皆で知恵を出し解決路を導き出した事案は、同業の方にとっても大きな「知恵袋」になるのではないでしょうか。
来年度のご参加をお待ち申し上げます。
『災害時における有害化学物質等の調査に関する協定』調印式
神奈川県との『災害時における有害化学物質等の調査に関する協定(以下、「防災協定」)』の調印式が、10月20日、神奈川県庁新庁舎にて開催されました。
神奈川県からは、浅羽義里副知事、山﨑宣明環境部長が出席され、神環協からは、梶田会長と大角副会長が出席。 9時半に簡単な挨拶から始まって協定書の交換、記者会見が行われました。
協定締結に際して浅羽副知事からは、「環境汚染の調査体制が強化され、大変心強い。」とのご意見を頂き、梶田会長は「県民の安全・安心に少しでも役立てたい」と答えました。
当日は建通新聞社神奈川支社が取材に来ており、10月23日の一面中央に記事が掲載されました。
これで、横浜市と神奈川県と防災協定を締結、今後は川崎市、相模原市との協定締結に向けて、業務部会を中心として前進して行くつもりです。
神環協会員の皆様には、ご支援ご協力のほど、よろしくお願い致します。
第9回分析技術ミーティング
技術部会の恒例行事になりましたこの「分析技術ミーティング」も9回を迎え、益々盛況に行われました事、ご参加戴きました皆様へ改めて御礼申し上げます。
今年も平成29年10月25日に、かながわ労働プラザの4階5・6・7会議室をお借りし盛大に開催する事が出来ました。 また、ご来賓やメーカー様にも多数ご出席を頂きこの場を借り感謝申しあげます。
(第1部)
エア・リキード工業ガス株式会社 講師 南様より
『標準ガスとJCSS認証~JCSS標準ガスと校正用ガスの違い~』につきましてご講演を賜りました。日頃、我々がオペレートする機器の無くてはならない大切な内容のお話を頂きました。
(第2部)「テーマ別討論会」
昨年は4つのグループ分けでしたが、今年は以下の5つのグループに分かれ約3時間のミーティングが行われました。
1.サンプリング
2.生活環境項目
3.悪臭分析、機器分析(GC及びLC)
4.機器分析(ICP、原子吸光など)
5.吸光光度分析関係及び機器分析(連続流れ分析など)
皆さんがそれぞれに質問を持ち寄り、その質問に対しグループ内全員で解決へと導かれ、どのグループも大盛況でした。
(第3部)
会場を「中国飯店」へ移動し、情報交歓会が開催されました。
技術的な勉強会を済ませた皆様は、最後営業的な勉強会に励んで頂きました。
会員相互の情報交換は元より、先生方やメーカー様との楽しい時間を過ごす事が出来ました。
最後になりますが、ご出席を戴きました神奈川県環境科学センター秀平様、横浜薬科大学望月教授、メーカー各位の皆様本当にありがとうございました。
来年度につきましても思考を凝らし引き続き行って参りたいと考えております。 来年度は第10回を迎えます。皆様方のご質問等も反映させて参りたいと思っておりますので、お気付きな事なんでも結構ですのでお気軽に事務局までご連絡頂ければ幸いです。
会員企業の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
平成29年度 相模湾海域水質調査 船上研修会(第17回)
2017年9月28日(木)江ノ島沖、参加人数19名にて神環協船上研修会を開催致しました。
当日の朝まで雨でしたが、研修会が始まると雨も上がり、何とか出港できるくらいに回復しました。
研修会は例年通り、アクアパルス様の講師2名による採水機材等の説明に始まり、早速ヨットでの船上研修に移ります。ヨットも例年通り天皇皇后様が乗船されたことのある“やまゆり”。
湾内での採水器使用体験ではありましたが、波が高くここ数年の研修会の中でも一番揺れたのではないでしょうか。船酔い者が何名か・・・。
それから、研修室に戻り、昼食を終えた後、午後はヨットで江の島から葉山方面にセーリング。と思っていたのですが、船酔い者多数と天候の悪化により、急遽研修室での座学に変更しました。ここでは、神環協技術部会のメンバーによる技術部会の活動報告及び水質分析等の話を聞くことができました。
そして最後に、参加者全員で名刺交換や情報交換をしました。 来年も実施予定しておりますので、穏やかな海であることを期待しつつ、より多くの会員の皆様が参加していただけるよう、ご協力お願い申し上げます。
地曳網大会・ビーチクリーン・BBQ
7月22日に平成29年度地曳網大会を堀川網にて開催しました。当日は快晴で、風は少しありましたが絶好の地曳網・BBQ日和となりました。参加者は70名程度(うち子供15名)で、前回より人数も多くにぎやかな会となりました。
昨年同様ビーチクリーンとしてゴミ拾いを15分程度行いましたが、やはり昨年同様ゴミは多くありません。ゴミを回収した後は、BBQです。初めてお会いする方同士でも楽しい時間を過ごせました。
地曳網は大漁でした。シラスもたくさん採れて、早い者勝ちで生シラスを持ち帰りました。その後、ビーチフラッグやスイカ割で大人も子供も大はしゃぎでした。
今回協賛品として、ビール等飲料を頂きました会員の皆様、ありがとうございました。また、今後ともよろしくお願いいたします。
最後に、来年はより多くの方に来ていただき、子供たちの一大イベントとして、会員の皆様の親睦の場として盛り上げていければと考えておりますので、是非ともご協力お願いいたします。
第42回通常総会・特別講演会
平成29年5月24日、かながわ労働プラザにおいて第42回通常総会・特別講演会を開催しました。
○第一部 通常総会
梶田会長の挨拶の後、来賓からは、神奈川県環境科学センター環境情報部の寺下課長様、神奈川県計量検定所の神田所長様より祝辞を頂きました。
議事では、平成28年度の事業報告・収支報告に続いて、平成29年度の事業計画・予算についても、満場一致で承認されました。
総会には、会員28事業所54名、来賓5名が参加しました。
昨年度の総会以降、以下の3社が新たに入会されました。
・株式会社島津テクノリサーチ 秦野事業所(平成28年7月1日入会)
・株式会社島津製作所 横浜支店(平成28年10月1日入会)
・株式会社パーキンエルマージャパン(平成28年11月1日入会)
そして今年度新たに1社が入会されました。
・サガミ計測株式会社(平成29年4月1日入会)
現在の会員数は、正会員50社、賛助会員12社となっています。
最後に、来賓の神奈川県環境科学センターの小林所長様よりご挨拶を頂き、第42回通常総会も滞りなくお開きとなりました。
○第二部;特別講演会
特別講演会では、株式会社浜銀総合研究所 調査部 部長の北田 英治様にお願いして、『今後の金融・経済をどう見る?』を講演して頂きました。
米国経済、特にトランプ政権との関係、欧州経済・中国経済と日本経済との関係、また 神奈川県内中小企業との関係等を分かり易く説明頂きました。
今回の公演は、いつもと違って技術的な話ではなく、経済の話だったので、各社からは営業担当が多く聴講に来ていたように思われます。
○第三部 情報交換会
場所を変えて、中華街の中国飯店にて情報交換会を開催しました。 中華街の味を堪能しながら、会員相互の親睦を深めることができました。