神環協の活動紹介 令和6年度(2024年)
2024年度 環境計量証明事業団体合同研修会
2025年2月21日に東京秋葉原にて首都圏環境計量協議会連絡会の主催で合同研修会が行われました。
首都圏環境計量協議会連絡会(通称:首都圏環協連)は神奈川県環境計量協議会をはじめ、東京都環境計量協議会、埼玉県環境計量協議会、千葉県計量協会の1都3県の環境計量証明事業の業界団体で構成されています。
今回の研修会には首都圏環協連をはじめ、横浜、北海道、福島、長野、愛知、大阪、福岡の計11の環境計量証明事業の業界団体、および経済産業省・埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県の各計量検定所から合計42名が一堂に会しました。
この全国及び民官合同の研修会は首都圏環協連 吉田 裕之代表幹事の挨拶により幕が開けました。
まずは講演が行われ、
講演1 「計量法と環境計量証明事業について」 講師:経済産業省 計量行政室長 仁科 孝幸 様 講演2 「立入検査からみた環境計量証明事業の現況について」 講師:埼玉県計量検定所 立入検査登録指導ご担当 斎田 吉裕 様
環境行政の国と県のそれぞれの現状を知る貴重なお話が聞け、非常に勉強になりました。
また、計量証明事業の質を担保するためには民官の両方での取り組みと協力が不可欠であるということも再認識させられました。
講演の後は、座談会パネルディスカッションが行われました。
テーマ:「環境計量証明事業の価値向上に向けて」
パネリスト:東京・神奈川・埼玉・千葉 各県単会長
この座談会では4県単会長(東京、神奈川、埼玉、千葉)パネルディスカッション形式で
環境計量証明事業の業界の価値をどう高めていくかについて活発な意見交換が交わされました。
また、全国から参加されている各県単の現状報告や質疑応答も行われ、非常に内容の濃い研修会となりました。
研修会が終わり、最後には情報交換会が行われました。
会場内にて立食形式で情報交換と懇親をさらに深め合いました。
環境計量証明事業の業界をより良くしていくために非常に有意義な1日となりました。
第36回環境計量技術事例発表会
一般社団法人 神奈川県環境計量協議会が主催する第36回 環境計量技術事例発表会が2025年1月30日(木)、横浜市金沢産業振興センターで盛大に開催されました。
本会は環境計量技術に関する最新事例や研究成果を共有し、技術の向上と情報交換を目的として毎年開催されているものです。
今回は正会員23社、賛助会員5社、協賛企業21社、神奈川県庁からご来賓の参加があり、105名の方に技術事例発表会に参加いただきました。
開会にあたり、増田 健一会長が挨拶を行い、続いて4つの技術事例発表が行われました。
事例1 株式会社アクアパルス 高橋 可穂美氏 「海域における全窒素、全燐のCFA導入事例」 事例2 ムラタ計測器サービス株式会社 大崎 森吾氏 「インドフェノール青吸光光度法における 反応促進剤添加時の発色についての検討」 事例3 株式会社オオスミ 鈴木 奈美枝氏 「不具合調査のご紹介と事例」 事例4 株式会社総合環境分析 本間 諒氏 「小型蒸留装置を用いたアンモニア性窒素 前処理の検討」
さらに午後の部では、技術部会による活動報告およびJIS K 0102分冊化に伴う水質環境基準の告示改正についての解説があり、 協賛企業によるプレゼンテーションも行われました。
特別講演として、神奈川県環境科学センター調査研究部主任研究員の辻 祥代様をお招きし、「神奈川県環境科学センターにおける環境分析関連業務紹介」 についてお話しいただき、参加者の理解を深める有意義な機会となりました。
最後に飯尾 祐子技術部会長が閉会挨拶を述べ、第36回環境計量技術事例発表会は盛況のうちに終了しました。 講演者、発表者の皆様におかれましては、お忙しいなか貴重なご発表をいただき、誠に有り難うございました。
また、第二部の賀詞交歓会には112名が参加し、過去最高の参加人数となりました。 懇親と情報交換の場として、大変有意義な時間を共有することができました。
参加者の皆さま、ご協力いただいた企業・団体の皆さまに、心より感謝申し上げます。
今後とも、環境計量技術の発展と技術者の交流を推進するため、当協議会は精力的に活動を続けてまいります。 会員を始め関係各位の皆様には引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和6年度 神環協 船上研修会
令和6年10月17日に江の島ヨットハーバーにて船上研修会が行われました。
今年度は会員企業9社より18名の若手社員の方々が参加され、講師には昨年に引き続き株式会社アクアパルス様にお願いしました。
当日の天気は薄曇りで時々晴れ間がのぞき波も穏やかで研修会を開催するにあたりとても良いコンディションでした。
まずは陸上にて各種採水器具の説明を受け、その後実際に器具を触り、重さや使用感を体感しました。
陸上での講習後実際に大型ヨット「やまゆり号」に乗船し安全第一で実際に海水を採取する作業を体験しました。
一通りの研修内容が終わった後、1964年の東京オリンピックでは警備やVIPの観覧船で利用したやまゆり号にて相模湾クルーズを行いました。
江の島ヨットハーバーより逗子方面に向かいその後江の島裏側まで2時間半ほど楽しみました。
エンジンを止めての帆走は静かで波の音や帆、マストのギシッといった音でとても優雅な時間でした。
希望した参加者全員も操船をさせて頂きいつもと違った景色・雰囲気でとても充実した1日でした。
第13回分析技術ミーティング
令和6年8月23日(金)金沢産業振興センターにて神環協技術部会主催の分析技術ミーティングを開催いたしました。
会員企業16社、賛助会員8社、神奈川県などの来賓の計73名にご参加いただきました。
第一部 テーマ別討論会
第一部は下記のテーマ別にグループに分かれて討論会を行いました。
グループ | 討論内容 |
---|---|
グループ1 | ・サンプリング(水、土壌、排ガス、環境大気、悪臭・臭気、作業環境測定など) |
・生活環境項目(BOD、COD、SS、n-ヘキサン抽出物質、滴定分析など) | |
グループ2 | ・吸光光度分析関係(りん、窒素、シアン、ふっ素、フェノールなど) |
・連続流れ分析など | |
グループ3 | ・機器分析(GC)機器分析(LC、IC) |
グループ4 | ・機器分析(ICP、原子吸光など) |
近しい業務を行っている技術者同士で分析についての課題や工夫について活発な意見交換が行われました。
第二部 講演会
第二部は下記の内容で全体講演を行いました。
- 講演1 賛助会員による技術講演
-
- ビーエルテック 株式会社
- マイルストーンゼネラル 株式会社
- 株式会社 島津製作所
- ラボテック東日本 株式会社
- PerkinElmer Japan 合同会社
- 講演2 神奈川県計量検定所 小熊様
- 「環境計量証明事業者に対する立入検査について」
分析装置や環境計量行政に参加された皆さんは聴き入っていました。講演頂いた皆様、誠に有り難うございました。
閉会後、暑気払いも行いました。美味しい料理と飲み物に皆さんの会話もはずみ、業界の交流を深める良い機会となりました。
当協議会は「技術の神環協」として分析技術の向上にも力を入れておりますので、
今後も皆さんのご協力をお願いいたします。
2024年度 地曳網・ビーチクリーン・BBQ
2024年8月3日に藤沢市鵠沼海岸の堀川網にて令和6年度 地曳網大会を開催しました。
他県からの参加者も含め、大人子供合わせて総勢59名にご参加いただきました。 当日は快晴で暑い日となりましたが、浜辺の自然を感じながら楽しく時間を共有しました。
今年のBBQは肉をはじめたくさんの食材が用意され、皆さんお腹いっぱい楽しんでいました。
また、恒例となっているビーチクリーンも皆で行いました。
昨年は波の影響で地曳網を引くことができませんでしたが、今年は無事に網を引くことができました。 大人も子供も力を合わせて網を引くと結果は大成功!今年はシラスが大漁でした。 シラスは毎回獲れるわけではないのですが、漁師の方も「シラスがたくさん穫れて良かったなぁ」と言っていました。 さらに、スズキやクロダイなども網にかかり、子供は穫れた魚に興味津々でタライを覗き込んでいました。
希望者で魚を持ち帰り、ご家庭でも海の幸を堪能されたことと思います。
さらに子供によるスイカ割りなども行い、今年の地曳網大会は大変充実した1日となりました。

ゴルフコンペ(春季大会)
2024年6月6日(木)、2024年度神環協春季ゴルフ大会が開催されました。
今回のコースは、小田急藤沢ゴルフクラブです。当日の天候は快晴、最高気温25度の絶好のゴルフ日和となりました。
参加者は17名と近年では最も多く、5組でのラウンドでした。初参加の方も3名いましたが、和気あいあい楽しくラウンドされていました。
結果ですが、優勝は、若林さん(アクアパルス)、準優勝 金子さん(富士産業)、3位 有井さん(ヨコレイ)という結果になりました。ベスグロは西田さん(ダイワ)と若林さん(グロス84)でした。シンペリアでのネット順により順位を決定しましたので、参加者全員にチャンスがある中で、ケガや熱中症もなく楽しくラウンドできたかと思います。皆さんお疲れさまでした。
次回は10月25日(予定)の首都圏合同秋季ゴルフコンペですので、皆さん奮ってご参加ください。
順位 | 氏名 | 所属 | OUT | IN | GROSS | HDCP | NET |
---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 若林 大輔 | アクアパルス | 43 | 41 | 84 | 9.6 | 74.4 |
準優勝 | 金子 正史 | 富士産業 | 43 | 45 | 88 | 13.2 | 74.8 |
3位 | 有井 隆 | ヨコレイ | 49 | 45 | 99 | 22.8 | 76.2 |
(2024年6月6日:小田急藤沢ゴルフクラブ)
第49回 通常総会・特別講演会
令和6年5月13日(月)、横浜テクノタワーホテルにおいて第49回 通常総会・特別講演会を開催しました。
○第一部 通常総会
梶田会長の挨拶の後、神奈川県 環境農政局 環境部 関部長、神奈川県 計量検定所 山﨑所長の来賓の御二方より祝辞を頂戴しました。 議案では、令和5年度の事業報告・収支報告と令和6年度の事業計画・予算について審議され、全会一致で承認されました。
総会には会員20事業所31名、賛助会員ご来賓6名にご参加頂き、第49回通常総会は滞りなくお開きとなりました。
○第二部 特別講演会
神奈川県環境農政局環境部 環境課長 田中 晃様より『神環県環境基本計画について』 神奈川県の環境の現状や政策についてご報告を頂きました。
人々が安全に安心して暮らせるために官と民が力を合わせて取り組むことの大切さを改めて認識しました。
○第三部
この日の締めくくりとして情報交換会を会員賛助会員と御来賓の総勢55名にて執り行いました。 会の冒頭に令和6年度より新たに会長に就任した増田 健一よりご挨拶をさせて頂き、 神環協として会員の皆様と環境計量業界をより良くしていく決意をお伝えさせて頂きました。
会員の皆様には今後とも神環協の活動にご理解を頂き、多くの企画へのご参加を頂ますようお願い申し上げます。